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2024年04月04日

新型コロナウイルス感染症にかかる医療費の公費負担は、
3月末で終了しました。

新型コロナウイルス感染症に関する医療費の公費支援は、令和6年3月末で終了しました。
令和6年4月1日以降は、他の疾病と同様に医療保険の自己負担割合に応じて、自己負担が生じます。

新型コロナ感染症医療費は、令和6年4月1日からどうなる?

新型コロナウイルス感染症治療薬と入院医療費の公費支援は3月で終了となり、4月からは医療保険の負担割合に応じた通常の自己負担となります。
他の疾病と同様に、高額療養費制度が適用されることで、所得に応じて一定額以上の自己負担は生じない取り扱いとなります。

令和6年3月31日まで 令和6年4月1日~
診療・検査の費用 保険診療(自己負担あり)
一般的な治療薬の費用(解熱剤・鎮咳薬など) 保険診療(自己負担あり)
新型コロナウイルス感染症治療薬(※)の費用 保険診療(一部、公費負担) 保険診療(自己負担あり)
入院の治療費用 保険診療(一部、公費負担) 保険診療(自己負担あり)

※治療薬:経口薬(ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバ)、点滴薬(ベクルリー)
※治療薬は、医師が必要と判断した方に使用されます。

今後のワクチン接種について

新型コロナワクチンの全額公費による接種は、令和6年3月31日で終了しました。
令和6年4月1日以降は65歳以上の方、および60~64歳で対象となる方(※)には、秋冬に自治体による定期接種が行われます。また、任意接種として、時期を問わず自費で接種できます。

Q:令和6年4月以降の接種は、有料となるのですか?

A:65歳以上の方および60~64歳で対象となる方(※)には、新型コロナの重症化予防を目的として、秋冬に自治体による定期接種が行われ、費用は原則有料となります(接種を受ける努力義務や自治体からの接種勧奨の規定はありません)。
令和6年4月1日以降に、定期接種以外で接種をご希望の方には、任意接種として自費で接種いただくことになります。

Q:令和6年3月31日までに、初回接種を完了できなかった場合はどうなりますか?

A:令和6年3月31日までに初回接種を完了できなかった場合は、残りの接種は自費で受けていただくことになります。

※60~64歳で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方。

感染対策について

新型コロナウイルス感染症は沈静化に向かいつつありますが、東京都では麻しん(はしか)患者が発生するなど、私たちの周囲にはさまざまな感染症があります。
感染症からご自身を守るために、ご自身が感染した場合は身近な人たちへ感染を広げないために、ふだんからできる感染症対策を心がけましょう。

<咳エチケットを実施しましょう>

●マスクを着用する

マスクは、鼻からあごまでを確実に覆い、隙間がないようにつけます。同じマスクを何度も使いまわしはせず、取り替えましょう。

●ティッシュ、ハンカチなどで口や鼻を覆う

くしゃみや咳をするときは、ティッシュなどで口と鼻を覆います。口と鼻を覆ったティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てます。

●こまめなうがいや手洗いを行う

くしゃみや咳などを抑えた手から、ドアノブ等など周囲の物にウイルスを付着させたりしないように、こまめな手洗いを心がけます。

※感染対策としては感染症の種類や感染状況に応じて、かかりつけ医などと相談のうえ、ワクチン接種なども検討してください。