健診内容

健康保険組合では、社員とその家族の健康を支えるため、疾病予防として定期健康診断を実施しています。この機会に、家族みんなの健康を確認してください。

健診項目について

社員向けの「本人健診(検診)」と家族向けの「家族健診(検診)」の健診項目のうち、主だったものをご紹介します。

定期健診

年1回、すべての社員と20歳以上の扶養家族を対象として、定期健診を実施します。診察や尿、血液を採取しての検査、胸や胃のレントゲン検査など、約30項目の全般的な検査を行います。

胃検診

男性に多いがんは、前立腺・胃・大腸(結腸・直腸を合わせて)。40代後半以降では、消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)を患う人が増加していきます。女性でも胃・大腸は、患者数の多さで上位に位置します。この検査は、働き盛りの年代に多い胃がんに焦点を当てた検査です。

大腸検診

がんは日本人の死亡原因の1位。死亡した人のうち、27.6%ががんで亡くなっています(※1)。男性ではがん死亡の3位が大腸がん(※2)。女性でも結腸・直腸を合わせて大腸がんは死亡数の1位です(※2)。すこやかな時間を重ねていくためにも、定期的に自分の体をチェックしましょう。

※1 厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計」より
※2 国立研究開発法人国立がん研究センター「2019年 がん死亡数の順位」より

乳がん検診

乳がんは、女性では患者数が最も多いがんです。特に、30歳代後半からの死亡率が増加。食生活やライフスタイルの変化などが、その原因としてあげられています。乳がんは、早めの気づきが重要です。自分のため、そしていつも健康な笑顔でいるためにも、定期的な検査をお勧めします。

子宮がん検診

子宮頚部と子宮体部を合わせた子宮がんは、20代後半から患者数が増えていき、30代から死亡者数が増加します。いずれも早期発見、早期治療がポイントです。女性は男性と比較して、健診や人間ドックの受診率も低くなりがち。充実した毎日のために、少しだけ検査のための時間を用意してください。

前立腺がん検診

前立腺がんは、日本人男性にもっとも多いがんです。日本人の平均寿命が延びるにしたがい、前立腺がんの発生は増加しつつあり、50歳ころから患者数が増え始めます。40歳以上男性の年齢階級すべてで、患者数の増加がみられます。前立腺がんは、初期にはこれといった自覚症状がありません。まず検査することが、早期発見の第一歩。めんどうがらずに、定期的な検査で健康を確認してください。

健診(検診)の内容
内容 対象(本人) 対象(扶養家族)
定期健診 全員 20歳以上
胃検診 40歳以上の方 40歳以上の方
大腸検診 40歳以上の方 40歳以上の方
心電図 全員 30歳・35歳・40歳以上の方
乳がん検診 30歳以上の女性社員 30歳以上の女性
子宮がん検診 20歳以上の女性社員 20歳以上の女性
前立腺がん検診 50歳以上の男性社員 50歳以上の男性

女性検診 詳細

女性検診 検査方法 対象年齢 備考
子宮がん 子宮頸部細胞検査 20歳以上
※内診については補助対象外です
毎年受診
乳がん
※どちらかを選択
超音波 30歳以上の希望者
マンモグラフィー(2方向) 40歳以上の希望者

※乳がん検診については、同一の年度に受診できるのは、超音波検査(エコー)またはマンモグラフィーのどちらかです。
費用補助は、乳がん検診(上限/8,000円)、子宮がん検診(上限/7,000円)の実費精算とし、上限を超えた分は個人負担です。
超音波検査と、マンモグラフィーの同時受診は内訳が不明な場合、補助の対象外となります。また、視触診は補助対象外です。