データヘルス計画

急速な高齢化にともなう社会環境の大きな変化を背景に、健康保険組合には効果的な保健事業の実施が求められています。そこで厚生労働省では、「データヘルス計画」の作成・公表・実施の取り組みを進めています。
当健保組合でも第1期に続き、第2期の計画を策定しました。社員やそのご家族の皆さまも、健康について意識を高め、積極的にプログラムにご参加くださいますようお願いいたします。

データヘルス計画とは

データヘルス計画は、国民一人ひとりの健康寿命を延ばして医療費を適正化するとともに、データ分析に基づく効率の良い保健事業を目指すものです。電子的に保有された健康医療情報を活用した分析で、各医療保険者が加入者の健康状態に応じて、より効果的・効率的な保健事業を実施していきます。
第1期データヘルス計画は2015年~2017年度までの期間に行われ、第2期データヘルス計画が2018年度からスタートしています。

第1期データヘルス計画は健康無関心層への働きかけや、特定健診・保健指導、糖尿病など生活習慣病の重症化予防への取り組みを実施。加入者が、積極的に疾病予防や健康づくりに取り組むことができる環境・風土の醸成を目標としてきました。
2018年度から始まった第2期データヘルス計画では、生涯現役社会を支えるため、各医療保険者はいっそう進化した保険事業の運営が求められています。レセプトや健診のデータを活用して、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルに沿った、効率的で効果的な保健事業を推進。科学的なアプローチで、事業の実効性を高めていくことがデータヘルス計画の狙いです。

保健事業のPDCAサイクル

出典:厚生労働省 保険局「データヘルス計画 作成の手引き」より

当健保組合の計画は

当健保組合では「第1期データヘルス計画」の結果を考慮し、「第2期データヘルス」スタートにともない、新たな計画を策定しています。

今後も社員とそのご家族の皆さまの健康のために、いろいろな試みを実施していく予定です。皆さまにはご協力のほどよろしくお願いいたします。

第2期 データヘルス計画
実施予定項目 内容 目標
特定健診(メタボ健診) 一定の基準の該当者に付加健診を実施し、生活習慣病の指導を実施 2023年度実施率:90%
特定保健指導 特定健診に基づき、一定の該当者に生活習慣病予防に向けた個別指導を実施 2023年度実施率:60%
ジェネリック医薬品の
使用促進
ジェネリック医薬品の使用を推進する 2023年度使用割合:80%
健康づくりの働きかけ 運動習慣改善や喫煙対策事業の実施 2023年度喫煙率:20%未満
第2期 データヘルス計画のポイント
第2期 データヘルス計画