けんぽニュース&お知らせ
2019年3月7日
2019年 花粉症対策をお知らせします。
2019年春の花粉飛散は、東北から近畿、九州地方までの広い範囲で、例年を上回ると予想されています。
日本に住む人で、3人に1人は花粉症の疑いがあるとされ、まさに国民病といえるでしょう。春のスギ花粉に始まり、ヒノキ、イネ科の植物と、秋ごろまで悩まされる方も少なくありません。
これからの季節を少しでも快適に過ごすため、生活で注意すべきポイントをご紹介しましょう。
毎日の暮らしで花粉対策とは
花粉症でない方には発症を未然に防ぐため、すでに花粉症の方は重症化しないように、ふだんの生活でできることがあります。室内の環境や食生活でのポイントをご紹介します。
花粉症予防には、免疫力を高めておくことが大切です。十分な睡眠、ストレスを溜めないことなどを心がけましょう。
【 室内編 】
一般に、カビやダニが増えるのを防ぐため、部屋を換気します。でも、花粉飛散時期は花粉を室内に入れることになるので、なるべく窓を開けずに除湿機などを活用してください。
- エアコンのフィルターはこまめに水洗いします。
- カーテンは薄い製品を選んでときどき洗濯しましょう。
- 家具は壁から少し離して、すきまをあけて設置。掃除機をかけましょう。
- ソファは布製ではなく革・合成皮革製を選びます。
- 観葉植物は置かないようにします。
- 床はこまめに掃除機をかけ、花粉飛散時期は拭き掃除が有効です。
【 食事編 】
花粉症予防には、高カロリー・脂肪の多い食事を見直しましょう。ビタミンA・C・Eは免疫力を高めます。 アレルギー症状緩和に関連のある魚を中心に、低カロリー・低脂肪の食事をとるようにしましょう。
お薦めの食品
青身魚
(サバ、イワシ、アジ、サワラ)
脂肪の少ない肉
(豚ヒレ肉、鶏ササミ、鶏胸肉)
ビタミンA
(人参、春菊、小松菜、焼き海苔、シソの葉、チンゲン菜、三つ葉、あしたば、
マンゴー、せりなど)
ビタミンC
(ブロッコリー、芽キャベツ、パセリ、キウイフルーツ、パパイヤ、いちご、
れんこんなど)
ビタミンE
(南瓜、胡麻、ピーナッツ、アーモンド、モロヘイヤ、うなぎ蒲焼き、
ほうれん草、イカなど)
ビタミンB6
(にんにく、ししとう、玄米ご飯、バナナ、マグロ赤身、カツオ)
避けたい食品
脂肪の多い肉
(牛・豚のロース肉やバラ肉、鶏手羽肉、鶏もも肉、レバー、ベーコンなど)
揚げ物
(天ぷら、フライ、唐揚げなど)
加工食品
(冷凍食品など)
インスタント食品
(カップ麺、即席麺など)
医療費を考えた花粉症治療とは
花粉症の症状は仕事や日常生活へも影響し、とてもつらいものです。
そして花粉症の方にとって、もうひとつつらいのが治療にかかる費用の問題です。スギ花粉の時期だけでなく、イネ科植物やブタクサなど、春・夏・秋と症状の出る期間が長引くにつれ、錠剤・点眼・点鼻などの薬代が大きな負担になってきます。
そんな時に試していただきたいのが、ジェネリック医薬品です。花粉症のお薬にも、ジェネリック医薬品があります。ジェネリック医薬品に切り替えることで、患者さんの医療費の負担軽減につながる場合があります。
もちろん、効果や安全性は今まで通りです。
服用中のお薬をジェネリック医薬品に替えた場合、
どれくらい負担が軽減されるのかは、下記サイトからお試しください。
お住いの近くで、ジェネリック医薬品を取り入れている医療機関を検索できます。
ジェネリック医薬品に切り替えたいときは
医師や薬剤師にご相談いただくか、直接言い出しにくい場合は、受付で当健保からお配りした「ジェネリック医薬品希望シール」を提示してご相談ください。