けんぽニュース&お知らせ
2019年10月15日
もう流行期?インフルエンザ対策を始めましょう。
今年は、異例の早さでインフルエンザが流行し始めています。
9月に、流行の目安となる「1医療機関あたりの患者数1.0人以上」となった地域が、石川県、福岡県、佐賀県、宮崎県、長崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県など多数で、月末には東京都も流行期入りしました。
これからは気候もよく、お出かけやスポーツの計画を立てている方もおられるでしょう。
秋を満喫するためにも、今からしっかりインフルエンザ対策を実施しましょう。
日常からできる予防策は?
インフルエンザを予防するには、身体の抵抗力を高めることが重要なポイントです。
十分な休養と栄養摂取を心がけましょう。
また、疲労やストレスを溜めないようにすることも大切です。
【今から始めるインフルエンザ対策】
栄養と休養を十分にとる
寝不足や不規則な生活などをあらためて、体力をつけましょう。また、野菜を多めに食べ、バランスの取れた食事で栄養を摂取し、抵抗力を高めます。
人ごみを避ける
人ごみは、病原体であるウイルスが多く漂っています。混み合った場所や換気が不十分な場所では、マスクを着用しましょう。
外出後の手洗いとうがいを実施
手洗いは接触による感染を予防し、うがいはのどの乾燥を防ぎます。
— 家庭内で気を付けることは? —
インフルエンザにかかった場合、重症化しやすいハイリスクグループには以下のような方が当てはまります。
家庭内にハイリスクの方がいる場合は、もし急に38度以上の発熱が出て、咳やのどの痛み、全身の倦怠感を伴うなどインフルエンザが疑われる症状が出たら、早めに医療機関(内科や小児科など)を受診させましょう。
また、他の家族がインフルエンザにかかった場合は、ハイリスクグループの家族とは部屋を別にするなど、なるべく接触を減らしてください。
<インフルエンザのハイリスクグループ>
高齢(65歳以上)の方
小児(5歳未満)
妊娠中の方
持病のある方
- 喘息のある人
- 慢性呼吸器疾患(COPD)
- 慢性心疾患のある人
- 糖尿病など代謝性疾患のある人 など
インフルエンザ予防ワクチンについて
インフルエンザの感染予防として、ワクチン接種は有効とされています。
インフルエンザ・ワクチンは感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に効果が期待できます。
【ワクチン接種について】
Q: いつ接種すればいいの?
A: 流行期に入った地域などでは、予防接種が始まっています。生後6カ月以上から接種が可能です。13歳以上(1回)と13歳未満(2回)で接種回数が異なります。
Q: どこで接種できるの?費用は?
A: 地域の医療機関やかかりつけ医などで、ワクチンの接種を受けることができます。自治体によって実施期間や費用は異なります。不明な場合は、お住まいの市町村役所の窓口や医療機関にお問い合わせください。
65歳以上の方は定期接種の対象
インフルエンザにかかると重症化しやすく、特に接種の意義が大きい以下の方は定期の予防接種の対象となっています。ワクチン接種の実施期間や費用は、自治体により異なります。詳細や接種可能な医療機関などについては、お住まいの市区町村などにお問い合わせください。
【定期接種の対象となる方】
- 65歳以上の方
- 60~64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される方
- 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方