けんぽニュース&お知らせ

2023年03月09日

3月13日以降のマスク着用について。

令和5年3月13日以降、マスクの着用は個人の判断に委ねられることになりました。
「歓迎する」「まだ不安がある」など、さまざまな意見があります。そうしたなかで今後、どのようなことに注意していけばよいのか、考えてみましょう。

ここでご紹介するのは、あくまでもひとつの目安です。本人の意思に反して、マスクの着脱を強いることがないようにご配慮をお願いします。

社内のマスク着用の考え方について

厚労省からの発表を受け、2023年3月13日以降の社内マスク着用の考え方については下記の通りとします。
また、2023年5月8日から新型コロナウイルスの法的な位置づけが、感染症法上の2類相当から、5類相当へ見直しが行われます。社内の各種感染予防対策についても見直しを予定しています。

アルプスアルパイン社内【マスク着用のガイドライン】の廃止について

2023年2月10日の(政府)新型コロナウイルス感染症対策本部の決定を受け、社内における【マスク着用のガイドライン】を2023年3月13日より廃止し、今後の社内のマスク着用は、個人の判断を基本とします。
個人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、ご理解ご協力をよろしくお願いします。

周囲の方に、感染を広げないために
周囲の方に、感染を広げないために
ご自身を感染から守るために
ご自身を感染から守るために

※体調がすぐれないときは出社を見合わせ、体調回復に専念してください。
※引き続き「3密の回避」「人と人の距離の確保」「手洗いなどの手指衛生」「室内換気」の励行をお願いします。

3月13日からは何が変わる?

厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症対策におけるマスクについて、屋内では基本的にマスクの着用を推奨するとしている現在の取り扱いを改めることとなりました。行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とします。
政府は各個人のマスクの着用の判断をサポートするために、感染防止対策としてマスクの着用が効果的である場面などを示し、一定の場合にはマスクの着用を推奨するとしています。

着用が効果的な場面

高齢者など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、下記の場面では、マスクの着用を推奨します。
  • 医療機関を受診するとき
  • 高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問するとき
  • 通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバス(※)に乗車するとき(当面の取り扱い)

(※)おおむね全員の着席が可能であるもの(新幹線、通勤ライナー、高速バス、貸切バス等)を除く。

新型コロナウイルス感染症の流行期に、重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く場合は、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的です。

症状がある場合など

発熱など症状がある方、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となった方、同居する家族に陽性となった方がいる方は、周囲の方に感染を広げないために、外出を控えてください。通院などでやむを得えず外出する際には、人混みは避け、マスクの着用をお願いします。

医療機関や高齢者施設などの対応

高齢者など、重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの業務に従事する方は、勤務中のマスクの着用を推奨しています。

※マスクの着用は個人の判断に委ねられるものではありますが、事業者が感染対策上、または事業上の理由などにより、利用者または従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。

学校はどうなる?

学校現場では、文部科学省が4月1日から学校教育活動の実施に当たっては、マスクの着用を求めないことを基本とするとしています。
ただし、基礎疾患などのさまざまな事情により、感染不安があり、引き続きマスクの着用を希望する児童生徒に対しては、適切に配慮するとともに、換気の確保などの必要な対策を講じることとしています。

また地域や学校における、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの感染状況などに応じて、学校・教員が児童生徒に対して着用を促すことも考えられます。そのような場合も含め、児童生徒や保護者などの主体的な判断が尊重されるように、着脱を強いることがないようにしていくとしています。

なお、4月1日より前に実施される卒業式でのマスクの着用については、卒業式の教育的意義を考慮し、児童生徒などはマスクを着用せず出席することを基本とし、以下のように示しています。

卒業式におけるマスクの取り扱いなどについて

基本的な考え方
  • 児童生徒および教職員については、入退場、式辞、祝辞、卒業証書授与、送辞・答辞の場面など、式典を通じてマスクを外すことを基本とします。
  • 来賓や保護者などはマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距離を確保したうえで、参加人数の制限は不要。
国家・効果などの斉唱、合唱など
  • 国家・校歌などの斉唱や合唱を行うときや、複数の児童生徒による、いわゆる「呼びかけ」を実施するときには、マスクの着用など一定の感染症対策を講じたうえで実施します。
留意事項
  • 卒業式の実施に当たっては、換気対策機器を用いた効果的な換気の実施や、参加者への咳エチケットの推奨、手の消毒や手洗いなどの手指衛生など、必要な感染対策を講じること。
  • 発熱に限らず、咽頭痛や咳など、ふだんと異なる症状がある者については、卒業式への参加を控えるように徹底すること。
  • 基礎疾患があるなどさまざまな事情により、感染不安があり、マスクの着用を希望する参加者がいる場合、また健康上の理由によりマスクを着用できない児童生徒もいると考えられます。そうした場合、学校や教職員がマスクの着脱を強いることがないようにすること。
    また、児童生徒の間でも、マスクの着用の有無による差別・偏見などがないように、適切に指導を行うこと。

文部科学省 初等中等教育局 令和5年2月10日「1月27日及び2月10日の政府対策本部決定を踏まえ、卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方についてお知らせします。」より抜粋・作成