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2024年05月09日

その疲れ、五月病かもしれません。

4月の新年度から約1カ月。この時期、新しい環境での緊張や疲れがピークに達しています。5月の連休をきっかけに張りつめていた気持ちが切れ、なんだか気分が優れない、元気が出ないなどの不調を感じていないでしょうか。
それは「五月病」かもしれません。
疲れを解消し、しっかり体調管理をして5月を乗り切りましょう。

「五月病」とは?

五月病とは、医学的な病名ではありません。5月の連休後にゆううつになる、なんとなく体調が悪い、会社に行きたくないなどの軽いうつ的な症状があらわれることをいいます。
以前は新入社員や新入学生に多く見られていましたが、現在は転勤や転職、部署異動など新しい環境に変わった中高年層にも増加しています。

主な原因は、ストレスや疲労とされています。症状としては、疲れやすい、頭痛がする、眠れないなどの身体的なものから、やる気がおきない、気分が落ち込む、何も興味がわかないなど、精神的なものまでさまざまです。
これらの症状が長引くと、うつ病にまで進行することがあります。思い当たる症状があるときは、早めに心療内科や精神科を受診することが大切です。

【 五月病の主な症状 】

  • 気持ちがさえない
  • 体がだるい
  • やる気が起きない
  • 自信がなくなる
  • 寝つきが悪くなった
  • 食欲が低下
  • 思考力、集中力の低下
  • 問題行動の出現
  • ネガティブな考えが浮かびやすい

【 五月病になりやすいとされる傾向 】

  • まじめ
  • 周囲を気にする
  • 几帳面
  • 仕事好き
  • 内向的
  • 責任感が強い
  • 完璧主義

みんなはストレスを感じている?

仕事や職業生活について、誰もが少なからずストレスを感じています。
令和4年の厚生労働省の調査によれば、仕事に関することでストレスを感じている人は、令和3年よりも30ポイント近く上昇しています。
ストレスフルな時代を生きる私たちは、ストレスから逃れることはできないようです。

Q1 仕事や職業生活に関する強いストレスはありますか?
Q2 仕事や職業生活で、ストレスを感じるのはどんなことですか? (主なもの3つを選択)

(出典)厚生労働省 「令和4年 労働安全衛生調査(実態調査)」より

「五月病」の対策は

「ストレスは必ずあるもの」と認識して、ストレスと上手につきあう方法を考えましょう。
十分な睡眠、休息を取るように心がけ、自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要です。物事を深刻にとらえ過ぎず、新しい仕事や環境では失敗はつきものと考え、「できる範囲でいいか」と気持ちを楽に持つことも大切です。ひとりで悩みを抱え込まずに、同僚、友人、家族など身近な人に相談するようにしましょう。
心身の不調が長引く場合は、専門の医療機関を受診することも検討してください。

●趣味に打ち込む

料理・釣り・絵・読書など、続けてきた趣味や好きなことをしましょう。脳内の「幸せホルモン(セロトニン)」の分泌が活性化し、ストレスが緩和されます。

●運動をする

身体を動かす時間をつくることで、緊張を和らげ心身をリラックスさせることができます。身体が重い感覚が続くようであれば、身体を動かしてみましょう。

●身体のリズムを整える

休日でもある程度決まった時間に起き、生活リズムを崩さないようにします。また、睡眠の質を高めるため、深夜までの仕事や、就寝前にデジタル機器に触れることはできるだけ避けましょう。

●悩みを打ち明ける

周囲には同じようなストレスを抱えている方がいる場合もあります。話をして悩みを共有してみましょう。話せる相手がいない人は、文章に書いてみると問題が明確になり、新しい視点が見つかることもあります。