けんぽニュース&お知らせ

2026年02月06日

2月は生活習慣病予防月間です。

毎年2月は、日本生活習慣病予防協会が定める「全国生活習慣病予防月間」です。
今年のテーマは、「幸せは足元から 多く動いて健康を実感」です。
いつもより10分多く身体を動かして、生活習慣病を予防しましょう。

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に関与する疾患群のこと。がん(悪性新生物)、心疾患(狭心症や心筋梗塞などの心臓病)、脳血管疾患(脳梗塞やクモ膜下出血などの脳の病)、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの病気が含まれます。生活習慣病は死亡原因にもなりますが、生活の質(QOL)を低下させて活動的な生活の妨げにもなります。

どんな生活習慣がどんな疾患とかかわりがあるのかは、以下をご参照ください。

食 習 慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病など
運動習慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧症など
喫  煙 肺扁平上皮がん、循環器病(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病など
飲  酒 アルコール性肝疾患など

(出典)厚生労働省 SMART LIFE PROJECT 生活習慣病を知ろう! より

また、生活習慣病は日本人の死因の半数以上を占めています。特に、がんは30年以上連続で日本人の死因の第1位となっています。

主な死因の構成割合(令和5年(2023))
主な死因の構成割合(令和5年(2023))

(出典)厚生労働省「令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」より

日本生活習慣病予防協会 2026テーマ
「幸せは足元から 多く動いて健康を実感」

健康づくりにおいて、身体活動・運動の重要性はよく知られています。
厚生労働省は健康づくりのために、「+10(プラステン)」を合言葉として、今より10分多く身体を動かすことを推奨しています。
10分多く身体を動かすと、「死亡のリスクを2.8%」「生活習慣病発症を3.6%」「がん発症を3.2%」低下させるとされています。また1年間継続すると、1.0~2.0Kgの減量効果が期待できます。

毎日をアクティブに暮らすために 「こうすれば+10」
職場で
  • ⾃転⾞・徒歩通勤でプラス・テン!
  • デスクワークの時間に、例えば30分ごとに座りっぱなしをブレイク(中断)しよう。
家庭で
  • 帰宅後や休日は、身体を動かす遊びを取り入れましょう。
  • テレビのCMタイムに、⽴ち上がってストレッチング!
地域で
  • 歩いて買い物・送り迎えなどしてプラス・テン!
  • ⾼齢者の⽅は、外出や⼈と交流する機会を増やしてプラス・テン!

(出典)厚生労働省「アクティブガイド 2023」より

生活習慣病を予防する生活とは

生活習慣病は、生活習慣を見直すことで発症の可能性を軽減できる場合があります。
日々の暮らしで、どのようなことに注意すればよいのか、下記を参照して生活を改善してください。

身体活動・運動

身体活動量が多い人や、よく運動している人は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗しょう症、結腸がんなどのり患率や死亡率が低いことが知られています。また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことも認められています。
まずは生活の中で、今よりも10分多く体を動かすことを心がけてみましょう。

栄養・食生活

バランスのとれた適切な量と質の食事を、1日3食規則正しく食べること。これが健康の土台となります。生活習慣病を予防するためには、食生活を整えることが重要です。自分の適正体重を把握し、維持するようにしましょう。

たばこ

喫煙は、がん、循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの生活習慣病の最大の危険因子です。また、受動喫煙は、虚血性心疾患や脳卒中、肺がんに加え、乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクを高めます。
ご自身の健康のためにはもちろん、家族や周囲の方の健康のためにも、禁煙にチャレンジしてみましょう。

耳の健康

現在、難聴の患者は約1, 430万人(国民全体の約10%)いるといわれています。
難聴には突発性難聴、ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)・騒音性難聴、加齢性難聴などがあり、原因はさまざまで、年齢などにかかわらず誰もがなる可能性があります。
聞こえなくなる・聞こえにくくなると、車の接近などの危険な状況に気づけなくなり、リスクが増加。また、周囲とのコミュニケーションが円滑に進まず、日常生活への影響が出てきます。最近では認知症のリスクに、難聴が大きく影響するといわれています。
聞こえにくさは、自覚できるケースもありますが、周りの人からの指摘で気づくこともあります。気づきをキッカケに、早期に医療機関を受診しましょう。