けんぽニュース&お知らせ

2019年8月7日

 

特定健診・特定保健指導のお知らせ

40歳から74歳のすべての被保険者・被扶養者を対象に、「特定健診・特定保健指導」が実施されます。
これは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善を目的としたものです。受診後、受診者によっては特定健診の結果に基づき、必要度に応じた保健指導が行われます。

ご自分の健康状態を年に一度確認し、健康づくりにつなげていくことが大切です。特定健診を受診し、生活習慣の改善が必要な方は、特定保健指導を受けましょう。

「特定健康診査」について

生活習慣病(がん、循環器疾患、糖尿病、COPD[慢性閉塞性肺疾患])は、日本人の死亡原因の約6割を占めています。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪の蓄積により、高血圧・高血糖・脂質異常症などが重複した状態のこと。メタボのまま放っておくと、生活習慣病へと状態を悪化とさせかねません。
特定健康診査は40歳から74歳までの方を対象に、メタボやメタボ予備群を早期発見し、生活習慣病の予防・生活習慣の改善を目的としています。

【メタボリックシンドロームの診断基準】

メタボとは「内臓脂肪型肥満」に加えて、以下の3つのうち、いずれか2つ以上に当てはまる状態をいいます。

  1. 高血圧
  2. 血糖値が高い
  3. HDLコレステロールが低いか、中性脂肪が高い

各項目の数値基準(e-ヘルスネット メタボリックシンドロームの診断基準)

「特定保健指導」について

特定健診の結果に基づき、このままでは生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対しては、特定保健指導を実施します。対象となった場合は、専門スタッフ(保健師など)が生活習慣見直しのサポートを行います。
対象者の方へは健診後のフィードバックとともに、「特定保健指導のご案内」をお送りしています。
対象となった方は、ぜひこの機会にご自身の健康状態を把握し、生活習慣を改善してください。

 

メタボリックシンドロームとリスク判定

【動機づけ支援】

初回 : 個別面接またはグループ学習
3カ月後 : 生活習慣改善状況などを伺います(電話、メール、手紙、FAX)

<サポート方法>

初回は40分程度の面談で、生活習慣の改善についてご本人とともに考えます。
3カ月後に、生活習慣の状況や腹囲・体重などをうかがいます。

【積極的支援】

初回 : 個別面接またはグループ学習
2週間後と2カ月後 : 個別に面談、電話、メール、手紙、FAXで継続サポート
3カ月 : 生活習慣改善状況などを伺います(電話、メール、手紙、FAX)

<サポート方法>

初回は40分程度の面談で生活習慣の改善についてご本人と一緒に考えます。
その後、数回(10分程度)のご連絡を取り合いながら、生活習慣の改善をサポートします。
3カ月後に生活習慣の状況や腹囲・体重などをうかがいます。

TOPICS

オンライン「特定保健指導」を実施中!

当健保では従来の「対面型」での指導に加え、今年からオンラインによる指導を開始しました。オンラインを使った指導ですので、時間や場所の制約もなく、フレキシブルな対応が可能です。
特定健診の結果が「積極的支援」に該当する方は、ぜひご活用ください。