けんぽニュース&お知らせ

2022年10月24日

女性検診は受診されましたか?

~症状がなくても、定期的な検査が大切です。
当健保では、30歳以上の女性(被保険者・被扶養者)に婦人科検診費用の全額補助を行っています~

10月は「乳がん」予防啓発月間、11月は「子宮頸がん」予防啓発月間です。
がん検診の目的はがんを早期発見し、適切な治療を行い、がんによる死亡を減少させることです。
まだ検診を受けていない方は、ぜひ受診してください。

乳がんとは

乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生し、一部は乳腺小葉から発生します。
男性にも発生することがあり、男性も多くは女性と同様に乳管から発生します。

乳がんの主な症状は、乳房のしこり。ほかには、乳房にえくぼやただれができる、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。乳がんは乳房の周りのリンパ節や、遠くの臓器(骨、肺など)に転移することがあります。

乳がん患者が多くなるのは、30代後半の子育て世代から。死亡数が多くなるのは40歳前後のアラフォー世代からです。
公私ともに忙しくなる世代が、最も注意が必要な年代となるのです。

子宮頸がんとは

初期には症状はほとんどなく、自分で気がつくことは困難です。子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。
また、早期発見、早期治療で治癒が見込めるがんですので、定期的に検診を受けましょう。
子宮頸がん患者が多くなるのは、20代後半から40代の若い世代で増加傾向にあります。

当組合の「婦人科検診」費用補助制度

当健保組合では、被保険者・被扶養者の対象別に、それぞれ複数の受診方法を設けています。
まだ受診が済んでいない方は、ご自身の区分に応じて受診方法・申込期限・費用の支払い方法などをご確認のうえ、お申し込みください。

1. 受診手続

被保険者・被扶養者それぞれ、複数の受診方法があり、申込手続きが異なります。
申込期限と合わせて、ご確認のうえお申し込みください。

婦人科検診 対象者別受診方法と申込期限
  ①医療機関で受診 ②事業所の
定期健康診断で
受診
③家族健診で受診 ④事業所内の
被扶養者向け定期健康診断
⑤自治体の検診
女性の被保険者 2023年2月まで
申込受付中
事業所にお問い合わせください 対象外 対象外 自治体にお問い合わせください
女性の被扶養者 2023年2月まで
申込受付中
対象外 申込期間終了 各拠点にお問い合わせください 自治体にお問い合わせください

①医療機関で受診

  • 希望される医療機関に、事前に健診の可否を確認してください。
  • 医療機関の条件を了解されましたら、検診日時を相談のうえ受診してください。
  • 2023年2月まで申込受付中です。
  • お住いの自治体で女性検診の制度がある場合には、自治体の制度のご利用をお願いします。

※健診費用は保険証を使用せず、費用全額を立替払いしてください。

事業所の定期健康診断

  • 詳細は対象者へ別途ご連絡済みです。

家族健診で受診

  • 詳細は対象者へ別途ご連絡済みです。
  • 申込期間は終了しています。

④事業所内の被扶養者向け定期健康診断

  • 詳細は対象者へ別途ご連絡済みです。
  • 申込方法などは各拠点にお問い合わせください。

⑤自治体の検診

  • 対象者・申込期限など詳細は、お住いの自治体にお問い合わせください。

2. 検査項目

費用補助の対象となる項目および対象者は、以下の通りです。

指定外の項目を受診した場合の費用は、自己負担となりますのでご注意ください。
(レディースドッグなどを利用される場合は、検診内容を必ずご確認ください)

婦人科検診 検査方法 対象年齢 備考
子宮がん 子宮頚部細胞検査 30歳以上 毎年受診
※内診は補助対象外
乳がん 超音波 30~39歳
40歳以上で隔年実施
 
マンモグラフィー(2方向) 40歳以上で隔年実施  
マンモグラフィー(1方向) 50歳以上で隔年実施  
  • 上記年齢は、2023年3月31日現在の年齢です。
  • 2022年度より、年齢の指定をなくし、「超音波検査」「マンモグラフィー検査」を交互に実施していただくように変更いたしました。「視触診」への補助は廃止といたします。
  • 子宮がん検診における「内診」は補助対象外となります。ご注意ください。

3. 検診費用

受診方法によって、費用の支払い方法が異なります。ご確認ください。

婦人科検診 対象者別受診方法と支払方法
  医療機関で受診 事業所の
定期健康診断で
受診
家族健診で受診 事業所内の
被扶養者向け定期健康診断
自治体の検診
女性の被保険者 いったん個人で
立替払い
(後日精算⇒無料)
無料 対象外 対象外 自己負担分は、
いったん個人で
立替払い
(後日精算⇒無料)
女性の被扶養者 いったん個人で
立替払い
(後日精算⇒無料)
対象外 申込期間終了 無料 自己負担分は、
いったん個人で
立替払い
(後日精算⇒無料)
医療機関を予約して受診した場合
  • 個人で立替払い後、健保組合にご請求ください。
お住いの自治体の検診を受診した場合
  • 自己負担分につきましては、個人で立替払い後、健保組合あてにご請求ください。

4. 立替払い分の請求方法

  • 下記の書類をご用意のうえ、健保組合へご提出ください。

    1. 健診費用請求書(個人立替払用)⇒健保ホームページからダウンロードできます。
    2. 領収書の原紙(添付用紙に貼り付けてください)

5. 健診費用請求書 提出期限

  • 2023年2月末日

6. 振込方法

  • 月末締め→翌月25日支払(給与に含め、健保給付金として支給)

7. その他

  • 指定外項目を受診した場合、または健康保険証を使用した場合の窓口負担(3割)は、健保組合では負担できませんのでご注意ください。

    ※指定外の項目の受診を希望される場合、費用補助される項目と分けて精算できるか、必ず医療機関へご確認ください。費用補助は各項目、年度内1回ずつです。

  • 確認欄へご本人様による届け出の旨、チェックをお願いいたします。
  • 記載内容を訂正する場合には、該当箇所を二重線で抹消し、正しい内容と記入者の氏名(サイン)を記入してください。